落ち葉が舞い散る季節がやってきました。色づいた紅葉の落ち葉が地面を覆い尽くす中、家の周りや庭の落ち葉掃除は避けて通れない作業。季節を楽しむためにも、効率的な落ち葉掃除方法を身につけて、ストレスなく作業を終わらせたいものです。
本特集では、秋冬の風景を楽しみながら、庭掃除を快適に行うためのアイデアとコツをお届けします。おすすめ掃除道具や、落ち葉掃除を楽しむためのヒントも紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
毎年秋から冬にかけて葉が落ちる樹木のことを指します。春に新しい葉が芽吹き、夏には豊かな葉を茂らせ、秋には黄色や赤など色づいて紅葉する種類も多いのが特徴です。
落葉樹が葉を落とす冬は、休眠している時期なので木に負担がかかりにくく、剪定にベストなタイミング!葉がなくなると枝もスッキリ見やすくなるので、剪定がしやすい時期です。冬場に剪定をすませておくと、樹木の姿が整い、病害虫発生の予防にもなるので、来年のためにも今のうちにスッキリ整えておきましょう。
他の枝と擦れ合っている枝は、擦れて傷がついたり、日当たり・風通しが悪くなったりするので取り除きましょう。内側に向かって伸びている枝も切ることで、樹形が広がり風通しがよくなります。
成長を促す枝の場合は、目立たない芽の少し上で切るのが理想的。これにより新しい枝が出やすくなります。
枝を一度に切りすぎると木にストレスがかかるので、少しずつ慎重に行いましょう。切るべきかどうか迷ったときには無理に切らずに様子を見るのがおすすめ。
手が届かない高所にある枝のカットに
力が必要な太さの枝のカットに
落ち葉掃除を効率よく行うには、その日の天候に注意することが重要です。強風の日では、集めた落ち葉が飛ばされてしまい、思うように掃除が進みません。また、雨の日に作業をすると、落ち葉が濡れて重くなり、ほうきで掃くのが難しくなるので、風が穏やかで晴れた日を選ぶと、落ち葉をすっきりと片付けることができます。
掃除を始める前に、数日前から天気をチェックしておくと良いですね。
落ち葉は多くの自治体で「可燃ゴミ」として扱われていますが、無駄なく活用する方法も。自宅でできる処理方法と、自治体のサービスをうまく組み合わせて、効率的に落ち葉を処理しましょう。
自治体によって回収のルールや方法、量などに規定がある場合があるため、可燃ゴミとして出す場合は、必ずお住まいの自治体のホームページなどで事前に確認するようにしてくださいね。
腐葉土とは、樹木や草花の葉などが微生物に分解されたり、風化したりしてできたもので、よい土壌づくりに欠かせない要素です。
土に混ぜると通気性や水はけが良くなり、植物の根が元気に育ちます。また、腐葉土は野菜や草花の栽培でよく使われる「マルチング」の素材としても使うこともでき、表土の乾燥を防いだり、雑草を抑えたりする効果があります。
腐葉土は、ホームセンターで購入できますが、落ち葉を使って自分で作ることもできます。
アレンジ制作&写真/海野美規
落ち葉を使って、温かみのあるドライフラワーアレンジを楽しんでみませんか?
季節の素材を活かすことで、身近な自然の美しさを感じながら、素朴で優しい雰囲気のインテリアが完成します。落ち葉をアレンジに取り入れることで、秋らしさを一層引き立てる、心温まるアイデアをご紹介します。
マンション住まいで花や緑を育てる人が増えている中、悩みやトラブルになるのが「排水口の詰まり」。
地植えの庭では気にならない泥水や落ち葉の行き先は、ベランダやテラスでは排水口に集中するので、トラブルが発生する前に対策しておくと安心です。
特許・意匠登録 出願済