水やり次第で変わる!夏の芝空間を美しく快適に 連結から設置まで詳しく紹介!

毎年のように記録的な猛暑が続く日本の夏。そんな厳しい暑さの中で、庭や芝生を美しく保つために欠かせないのが「水やり」です。でも、毎日の水やりは大変で、時間も手間もかかりますよね。

そこでおすすめしたいのが、効率よく水やりができる「スプリンクラー」です。芝生や植栽への水やりをおまかせできるから、暑い日でも安心して快適な庭づくりができます。

この特集では、忙しい方や水やりに悩んでいる方にぴったりな、便利で機能的なスプリンクラーをご紹介します!

1.芝生の元気は「水やり」で
決まる

庭に広がるきれいな緑の芝生――そんな憧れを持っている方も多いと思います。でも、「お手入れが大変そう」とためらっていませんか?

芝生を元気に育てるには、芝刈り・水やり・雑草対策・エアレーション(地面に空気を通す作業)など、いくつかの基本的なお手入れが必要ですが、元気さを保つ秘訣はやはり「水やり」。特に夏は芝の傷みやすいタイミングなので、注意が必要です。

とはいえ、ポイントを押さえた「水やり」で問題は解決できるんです。夏の芝がすぐに傷むのは、不十分な水やりが原因のひとつ。自然の雨だけでは水分が足りない日が多くなるため、毎日の水やりがおすすめです。日中に強い日差しを浴びた日は、夕方から夜にかけてもう一度水をあげて、芝をしっかり潤してあげましょう。

2.水やりの課題を解決する「スプリンクラー」

毎日水をやるとなると「忙しくて時間が取れない」「ホースだとムラになる」「必要な量がわからない」という悩みもつきもの。加えて、夏場は「暑い中での作業がつらい」も切実になってきます。

そんな悩みに応えるのが「スプリンクラー」。蛇口をひねるだけで必要量を均一に散水してくれるので、忙しい方も芝の管理が楽にできる、便利アイテムです。

簡単・便利なスプリンクラー『AquaZoom』

中でも今回おすすめしたいのが、ドイツの園芸用品ブランド「GARDENA(ガルデナ)」の据え置き型スプリンクラー『AquaZoom』。

蛇口をひねるだけで部分的にも広範囲にも水やりできる、コンパクトながらパワフルな一台です。電源不要の水圧式なため手軽さも抜群で、タイマーを連動すれば自動化も可能です。

打ち水としても活躍

スプリンクラーを取り入れることで、暑い日の水やりの手間やストレスを大きく減らすだけでなく、地面に水をまくことで気温の上昇をやわらげる「打ち水効果」も得られるため、庭の温度を下げるのにも役立ちます。

気温がやわらぐことで、外で過ごす子どもやペットにとっても、より快適で安心な空間に。暑さの厳しい季節を、少しでも心地よく過ごすための知恵のひとつとして、スプリンクラーの導入はとてもおすすめです。

3.スプリンクラー購入前に確認すること

スプリンクラーを選ぶときは、お庭やベランダにぴったり合うものを見つけたいですよね。

せっかく買ったのにうまく使えなかった…なんてことにならないように、購入前に以下の3点を確認してください。

ここからは、植物専門店「ガーデナーズジャパン」の屋外スペースにあるモデルガーデンの一部を使って、実際にスタッフが設置をしながらご紹介していきます!

散水したい広さを確認する

スプリンクラーは商品によって対応できる範囲が異なるため、事前に散水したい広さをしっかり測っておくことが大切です。想定よりも狭すぎると一部に水が届かず、逆に広すぎると水のムダや周囲への飛び散りにつながることも。

スプリンクラーが水をまける範囲は「距離」「幅」「面積」の3つで表されます。スプリンクラーのサイズを選ぶ指標になるので、事前に3つの範囲を計測しておきましょう。

スプリンクラーの散水範囲について

上から見た図

散水距離

散水幅

散水面積

今回は、この約5m×2mのスペースに、スプリンクラーを設置します。涼をとるための「打ち水」としても使いたいため、少し広めに散水したいと思います。

今回は、散水距離が「約5m」、散水幅が「約3m」、散水面積が「15㎡」です。

蛇口の形状を確認する

次に、蛇口の形状を確認します。

蛇口の形状には「ネジ式」と「ネジ式以外」の大きく2つのタイプがあります。形状の違いによって、使用する水栓コネクターが異なるので、お使いの外水栓の蛇口がどちらの形状にあてはまるかご確認ください。上記の写真の蛇口形状は「ネジ式以外」に当てはまります。

すでに蛇口に蛇口ニップルが設置されている場合は、水栓コネクターは不要ですので、このステップを省略してください。(他社製のニップルと併用する場合、保証対象外となりますのでご了承ください)

蛇口の外径を測る

最後に、蛇口の外径を計測します。写真で使っているような「ノギス」や、定規で測ります。今回使用する蛇口の外径は、約17.6mmでした。

②と同じく、すでに他社製の蛇口ニップルが設置されている場合はこのステップを省略してください。

4.さっそくスプリンクラーを設置してみよう

準備が整ったら、いよいよ実際にスプリンクラーを設置してみましょう。ここでは、設置の手順を写真やポイントを交えてご紹介します。

今回の完成イメージ。外水栓にホースをつなぎスプリンクラーを設置します

必要なもの(蛇口がネジ式以外の場合)

3.スプリンクラー購入前に確認すること」で確認した「散水する広さ」「蛇口から散水箇所までの距離」「蛇口形状・外径」をもとに、スプリンクラー設置に必要な商品を準備しました。

準備した商品については、それぞれ次で説明します。

首振式スプリンクラー AquaZoom S
コンフォートFLEXホース 20m 直径13mm
丸形水栓コネクター 外径15~20mm
ホースコネクター&止水コネクターセット
ホース直径13-15mm

①-1スプリンクラー:首振式スプリンクラー AquaZoom S

散水したいスペースに合わせ「GARDENA 首振り式スプリンクラー AquaZoom S」を使用しました。
箱の中にはスプリンクラー本体が入っています。

※AquaZoom Sの散水範囲
 散水距離:3~15m、散水幅:3~10m、散水面積:9~150㎡

①-2ホース:コンフォートFLEXホース 20m 直径13mm

外水栓から散水箇所までの距離が約10mなので、余裕をもって20mのホースを使用しました。

①-3水栓コネクター:丸形水栓コネクター 外径15~20mm

蛇口の形状が「ネジ式以外」で、外径が約17.6mmなので「丸形水栓コネクター 外径15~20mm」を使用しました。

水栓コネクターは、蛇口形状と外径に合わせて選んでくださいね。すでに蛇口ニップルが取り付けられている場合は、水栓コネクターは不要です。

①-4ホースコネクター:ホースコネクター&止水コネクターセット
ホース直径13-15mm

ホースと蛇口、スプリンクラーとの連結には、便利な「ホースコネクター&止水コネクターセット ホース直径13-15mm」がおすすめです。

コネクターの色がグレー色が、ホースと蛇口をつなぐ「ホースコネクター」、黒色がホースとスプリンクラーをつなぐ「止水コネクター」です。

「止水コネクター」は、蛇口で水を止めなくても、コネクターを外すだけで水を止められて便利!

設置手順

では、さっそく設置していきましょう!

1.蛇口に水栓コネクターを連結します。グッと蛇口にはめ、ネジを回して締めます。

2.ホースの先端にホースコネクターを取り付け、蛇口につけた水栓コネクターに繋げます。

スタッフ
佐々木

ホースにつける「ホースコネクター」「止水コネクター」は、先に先端をホース側に差し込み、コネクターを回して締めます。

3.水が広がるように、設置場所の長い辺に対して垂直(直角)にスプリンクラーを設置します。

4.ホースのもう片方の先端に止水コネクターを取り付け、スプリンクラーに繋げます。

5.蛇口をひねって水を出したら、完成です!

散水範囲を調節できる

GARDENAのスプリンクラーは、散水範囲を自分で細かく調節できるのが大きな魅力。庭の広さや形に合わせて、水の届く範囲をコントロールできるので、ムダなく効率的に散水できます。手元のダイヤルを回すだけで、使い方もとってもシンプル。

以下の3つの調整が可能です。

首振り角度の調整

散水幅の調整

散水距離(水量)の調整

使ってみた感想

スタッフ
佐々木

「スプリンクラー」と聞くと、公園や施設で使われるものというイメージがありましたが、実際に使ってみるととても手軽で便利。

水やりの手間が減るだけでなく、地面に水をまくことで暑さ対策にもつながりそうです。さらに散水幅を調節できるので、花壇など水を直接かけたくない場所を避けられるのも安心です♪

5.まとめ:庭仕事に“夏の楽しさ”をプラス

毎日の水やりが「手間」から「快適な習慣」になれば、庭仕事はぐっと楽しくなります。

暑い季節でも植物は元気に育ち、お庭全体がクールダウン。だからこそ、スプリンクラーがある庭では、子どもやペットが水遊びを楽しめ、涼感を演出してくれます。

そんな“夏の豊かさ”をお庭にもたらす「スプリンクラー」で、今年はいつもと違った夏を楽しみませんか?

6.これだけ準備すればOK!便利なスタートセット

「スプリンクラーやタイマーを使ってみたいけど、何を揃えれば良いのか分からない…」そんな声にお応えして、初めての方でもすぐに始められる「スタートセット」をご用意しました!

今回は日本で最も多い蛇口タイプの「ネジ式以外の蛇口形状」に対応したセット商品をご紹介します。まずお使いの蛇口が「ネジ式」か「ネジ式以外」かどうかを確認してください。

スプリンクラー + タイマーセット

これからスプリンクラーを始めるなら、まずはこのスタートセットをチェック!

スプリンクラー本体のほか、不在時にも水やりできるタイマーや、接続に必要なパーツまで必要なものがすべて揃っているので、迷わずすぐに使いたい方にぴったりなセットです。

AquaZoom S スタートセット

21,600円(税込)

散水距離
3~15m
散水幅
3~10m
散水面積
9~150㎡

※水圧によって異なります

散水距離が3~15mの方におすすめなスプリンクラーのセット。不在時も水やりできるタイマーつきです。

セット商品

  • 首振式スプリンクラー AquaZoom S
  • ウォータータイマーフレックス
  • コンフォート FLEXホース 10m 直径13mm
  • 丸形水栓コネクター 外径15~20mm
  • ホースコネクター+止水コネクターセット
  • 水栓連結コネクター ネジ式およびニップル

AquaZoom L スタートセット

23,100円(税込)

散水距離
7~21m
散水幅
4~17m
散水面積
28~350㎡

※水圧によって異なります

散水距離が7~21mの方におすすめなスプリンクラーのセット。不在時も水やりできるタイマーつきです。

セット商品

  • 首振式スプリンクラー AquaZoom L
  • ウォータータイマーフレックス
  • コンフォート FLEXホース 10m 直径13mm
  • 丸形水栓コネクター 外径15~20mm
  • ホースコネクター+止水コネクターセット
  • 水栓連結コネクター ネジ式およびニップル

クーリングミスト+タイマーセット

暑さ対策をしっかりしたいなら、クーリングミストがおすすめ。テントやタープなどにも取り付けられるので、庭だけでなくキャンプやアウトドア、イベント時の熱中症対策にもぴったり。

暑さに弱い植物や、お庭で過ごすペットがいるご家庭でも、タイマーを使えば決まった時間にミストが出せるので、留守中でも涼しい環境を保てます。

クーリングミスト スタートセット

19,200円(税込)

暑い日の庭を涼しく保ち、植物やペットにもやさしい、クーリングミストとタイマーのセット。

セット商品

  • クーリングミストセット 10m
  • ウォータータイマーフレックス
  • 丸形水栓コネクター 外径15~20mm
  • 水栓連結コネクター ネジ式およびニップル